今回はみちのくあんこ旅であんココロを揺さぶられた盛岡駄菓子のパート2、です。 駄菓子というと、どこか安っぽい、雑なイメージがあるかもしれないが、盛岡で出会った「関口屋菓子鋪」(せきぐちやかしほ)の駄菓子は「駄」を「上」と書き換えたいほど、こだわりを感じさせる和菓子だった。 「駄」は駄目の駄でもなく、駄馬の駄でもない。 見事な蔵造りの店構えの中に一歩足を踏み入れたら、そこは別世界だった、と言いたくなるほど、上質のタイムスリップ感に襲われた(ホントです)。 まずはその一部をご覧いただきたい。 京都の老舗和菓子屋さんのような、渋い木製の敷台に手づくりの駄菓子が竹ざるに区分けされて十種類以上整然と並ん…