毎週土曜日の読売新聞夕刊に「もったいない語辞典」というコーナーがある。著名人が「使われなくなるのはもったいない言葉」を取り上げるリレー形式のコラムなのだが、昨日のそれは元NHKアナウンサーの村上信夫さんが「いただきます」について書いていた。 熊本県のある学校に保護者から電話があった。給食のときに子どもたちに「いただきます」を言わせないでほしいと言う。理由を問うと、「給食費を払っているんだから」。また別の学校では、「『いただきます』は宗教行事みたいだからやめてほしい」という保護者からの要望を受け、代わりに笛を吹くことにしたという。「いただきます」は給食開始の合図と捉えられていたのか、と情けなくな…