邦画の秀作「岸辺の旅」は、失踪中に死んだ夫が妻のもとに帰ってきて「俺死んだんだ」と言い、夫の思い出の場所巡りを二人でする話です。 ウィキペディア『岸辺の旅』あらすじから引用させていただきます。 夫である優介が失踪してのち、瑞希はピアノ教師をわずかに続けることで世間との接触を保っていた。そんな彼女の前に、ある日突然に優介が現われる。口調も態度も往時と変わらない彼に、すでに死んだ身だと説明され混乱する瑞希だが、思い出の地をめぐる旅に出ようと持ち掛けられ、そのことばに従う。 電車に乗って辿り着いた街で、ふたりは新聞配達業に携わる老人・島影の店を訪ねる。過去に彼の下で働いていた優介とは話も弾み、家事の…