進行性筋ジストロフィーの児童たちと向き合う先生のお話です。本校の児童はほとんどの生徒がドウシャンヌ型と書かれています。 新米だった先生が成長していく記録でもあり、竹内和博君、稲葉淳子ちゃん、中田正明君の三人の生徒がメインでお話が進みます。 生徒の竹内君が最初はとんでもない劣等生で二人の足を引っ張っています。中一なのに平仮名すらもまともに読めず授業もほぼ聞いていない状態。三人とも知的障害はないので学習には問題が無いはず。1980年代なのに平仮名すら読めない中学生がいるというのは驚き… 前半は竹内君のワガママにとことん振り回される寺島先生ですが、お互いがお互いに無関心だった竹内君、淳子ちゃん、中田…