この夏、私はまたひとつ年をとったわけだが、別におめでとうと言われるようなことはないな、と例年通り思った。いや、「おめでとう」と言ってもらえて、プレゼントも貰えて、嬉しいよ、ありがたい、お世話かけますって感じ。親友は今年も忘れていて、己への祝辞に感謝しているだけマシ。もうそりゃあ親友じゃないでしょ、と言われても別に正直どっちでもいいの肩書きなんて。あいつはあいつでそういう奴。子供の頃はもっと純粋に喜んでいたはずなのに、いつからだろう、反射的なありがとうを返すだけで、全く浮かれなくなったのは...。 私に「生きてこれておめでとう」と言ってくれるのはいいけど実感ないから、できれば父母に言ってあげてっ…