殿様を襲った「明治」の大事件河合敦扶桑社2023年1月10日 初版 第1刷発行 図書館の特設の棚で目に入った。面白そうなタイトル。200ページ程度の文庫本なのですぐに読めそう。ということで、借りて読んでみた。 本の裏の説明には、 ” 明治になってから大事件に見舞われ、お家存亡の危機に陥った殿様達がいた。 たとえば、 藩の尊王攘夷派が暴走し、 新政府の転覆を図ったことで、お家を潰された 久留米藩主・有馬頼咸。大量の偽金を作ったことが発覚し、 見せしめ として処罰された福岡藩主・黒田長溥。 家臣たちに監禁され、毒殺の有無を確認するために墓をあばかれ解剖された相馬中村藩主・相馬誠胤。改易状態から新天…