百人一首第51番目の歌の作者は藤原実方さねかた朝臣あそんです。 この人も三十六歌仙の一人でした。 今回は藤原実方さねかた朝臣あそんについて紹介します。 藤原実方朝臣とは 生年不詳、没年は999年。 この歌は、女性に初めて贈った歌だったようです。 それが、とても技巧を凝らした歌になっています。 反語や掛詞が続いて使われています。 ちなみに「さしも草」とはもぐさのこと。 お灸につかうもぐさですね。 これが燃えているくらいに熱い思いを抱いている、ということ。 最期は陸奥の地で迎えます。 陸奥への赴任は左遷であったようです。 左遷のきっかけは、和歌に関する諍い。 一条天皇の見ているところで藤原行成と口…