「黒いダイヤモンド」「鹿児島県の至宝」などと敬意を込めて呼ばれている、鹿児島県内で飼育された純粋バークシャー種の豚肉の豚のこと。
鹿児島の養豚の歴史は、今から約400年前の江戸時代に島津家18代当主・家久により鹿児島の地に移入されたことが始まり。かごしま黒豚と言う名称は1999年に商標登録されている。鹿児島の豚のおいしさが全国的に知られるようになったのは、幕末から明治にかけて。黒船来航で揺れる徳川幕府に外交問題の重鎮・水戸藩主斉昭公をして「いかにも珍味、滋味あり、コクあり、なによりも精がつく」といわしめた豚。西郷隆盛も豚肉をこよなく愛したと言われている。