熊本県熊本市(熊本交通センター)と鹿児島県鹿児島市(鹿児島本港・高速船ターミナル)間を結ぶ、九州内都市間高速バスの名称。
現在は九州産交バス(熊本)、いわさきバスネットワーク・南国交通(鹿児島)の3社共同運行となっている。
座席指定予約制・九州内で使える「SUNQパス」利用可。
当初、1990年(平成2年)から2004年(平成16年)まで、九州産業交通(現九州産交バス)と南九州高速バス(現在は会社清算、一部いわさきバスネットワークに移管)による共同運行により路線が開設されていたが、2004年の九州新幹線一部開業により一旦廃止。名称は鹿児島行が「きりしま号」(九州産業交通)・熊本行が「ハイビスカス号」(南九州高速バス)であった。
ところが、新幹線運賃の割高感により、今までの路線利用者の不満や、鹿児島県内から熊本県内への高速バス移動が不可能になったという苦情が運行会社に殺到し、また九州内でのバス移動に便利な「SUNQパス」の導入も相まって、観光面での利用が見込まれるといった理由で、2008年10月に半年間の試験運行という形で、九州産交バスの単独運行が1日3往復で再開された。
なお、この試験運行期間中は、この「きりしま号」という名称は使用されなかった。
試験運行の結果、利用者におおむね好評であったことから、2009年4月からは、鹿児島側のいわさきバスネットワークと南国交通の2社を加えた3社共同運行として、事実5年ぶりの正式復活運行を迎えた。今回は行先別の名称ではなく「きりしま号」として名称統一されている。