ことばの白地図を歩く

おはようございます。 梅つま子です。 最近読んだ本の紹介です。 ことばの白地図を歩く ことばの白地図を歩く posted with ヨメレバ 奈倉 有里 創元社 2023年06月14日 楽天ブックス Amazon 徳久圭さんのブログで紹介されていて、 「何それ面白そう！」と飛びつきました。 著者の奈倉有里さんはロシア文学の翻訳家です。 私は勝手に、 ロシア語関連の仕事につく人は小さい頃から親の仕事の関係などなどで現地にいて、 幼少期からバイリンガルとして育つものと思い込んでいましたが、 奈倉さんは高校卒業後にロシアに飛んだそうです。 トルストイと農業とおじいさんのくだりなどがとてもよかったです…

通勤途中の書店で偶然見つけた、奈倉有里氏の『ことばの白地図を歩く』を読んでいたら、「妖怪あきらめ」という「語学学習にひそむ強敵」が出てきました。 でたぞ、語学学習にひそむ強敵、妖怪あきらめ。こいつのやっかいなところは、意外にも「なんのために」という目的意識や、「なるべく効率よく」という効率主義と相性が良く、教科書と仲良しなところだ。 ことばの白地図を歩くなるほど、語学をやるならまずは目的をはっきりと定めて、その目的にいたる効率のよい教科書を使うというのは当たり前のような気もします。でも奈倉氏は、そういう目的意識や効率主義ーー私たちが語学をやるならそれは自明でしょと思っているものーーが逆に語学を…

奈倉有里『ことばの白地図を歩く: 翻訳と魔法のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)』を読了する。 翻訳をする前に、翻訳する本の内包する全体像をしっかりと把握し、目的を誤らないためにはどうしたらいいか。答えは簡単で、とにかく読めばいいのである。といっても、ふつうに「読んでみる」ていどではわからないことも多い。個人的な例だが、私の場合は翻訳をはじめる前に10回は通読する。作品の朗読音声やオーディオブックがあるときはおおいに活用する。たまに人から「翻訳が早い」と言われることがある。確かに翻訳をはじめてから完成させるまでの期間はなるべくそれに集中して一気にやろうとするので、そう見えることもあるかもし…

若い人に贈る 読書のすすめ 2024 の書目を掲載しています。 はじめに 作品一覧 リーフレット はじめに 先日、図書館でいただいて来たリーフレット。読書推進運動協議会が発行したものになります。様々なジャンルから選出されているようで、大人が読んでもためになりそうだなぁ～って思いました。今後の読書の役に立てればと情報を共有いたします。 作品一覧 リンク先はAmazonです。詳しい内容を知りたい方は参考にしてみてください。 この夏の星を見る (角川書店単行本) 私たちの世代は (文春e-book) 雨にシュクラン 成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ レビューあります！ 【感想・あらすじ・レビ…