おそろしい事件 いたましい事故 ずっと つみかさなっている その こわさ いつも 知らされる こわくて… こわくて けれども そんな こわさ ひとに だれひとりにも うまく 伝えられなくて… こわさ だけではなくて 言葉は わたしの 言葉は ひとに だれひとりにも 伝わらない言葉かなあ… って おもう さらには おろかは こわさ という 不気味な緊張にのまれてしまい 言いちがえてしまったり… むしろ 無意味な多弁 の悪 に陥ったり… こわくて… こわくて… なんにも できない どこにも ゆけない おちてしまえば 生きていてごめんなさい 生きていること ゆるしてください うまれてきたこと ゆるし…