息子が変な絵本を好きになった。『しりながおばけ』という絵本だ。 しりながおばけ (ふしぎ体感シリーズ) 作者:たなかひかる 文響社 Amazon この絵本の主人公は、長い尻を持っているしりながおばけ。タイトルと設定からしても変だ。しかもしりながおばけはおばけでありながらも実体を持っていて、触れることができる。おばけの概念を覆した。 かといってしりながおばけは自身の意思は持っていない。自らの意思で動くことも喋ることもない。そのためか物として扱われている。まるで〈生活を豊かにする便利グッズ〉かのように。 Amazonに掲載されている試し読みページを見るだけででも、しりながおばけの便利さは理解できる…