終わった。 最終学年として、出せる力を出し切って体育祭は終わった。 家では、勉強しかしていない長女が、次々に競技をこなしながらも、下級生を引っ張り、最後の最後まで笑顔で頑張っている姿。家で見せる事のないこの姿は、きっと、普段の学校での長女の姿であり、子供の世界の中でのその一面を、目にすることが出来た事は非常に良かった。 家で見る子供はほんの一面なのだ。 学校で出し切り、家に帰って私の目に映る長女はただの一面でしかない。 子供の持っているものはもっと多面なはずだ。 出来ないと決めるのは、親じゃない。 子供自身。 自分で自分の限界を知る事は、生きていく上で必要なスキル。自分の経験でしか身につけられ…