朝からセンターで、尾形光琳作「紅梅白梅図屏風」で樹の幹の表現に使われている、「たらしこみ技法」の実習を受けました。なんかナンパみたいな名前ですが。 講師は、NPO法人「墨アートプロジェクト」の松崎としよ先生が務めてくれました。 「たらしこみ技法」というのは、墨のにじみを意図的に利用する技法です。そして、にじみ効果というには描き手がコントロールできませんから、偶然に生まれる予想外の効果に面白みがあるんだそうです。 先生が、魚を例に基本を見せてくれました。 ①薄く鉛筆で下書きする ②水のみで描く所を濡らす ③薄墨で陰影をつける ④濃墨で更に強調したい箇所に陰影をつける ⑤色を付けたい場合は、日本画…