(1658-1716) 江戸中期の画家。乾山の兄。京都の人。光悦・宗達に私淑し、大和絵をさらに革新、大胆華麗な装飾画風を大成し世に琳派と称される。工芸にもすぐれ、光琳模様・光琳蒔絵(まきえ)を生んだ。代表作「燕子花(かきつばた)図屏風」「紅白梅図屏風」三省堂提供「大辞林 第二版」より
(1658-1716) 江戸中期の画家。乾山の兄。京都の人。光悦・宗達に私淑し、大和絵をさらに革新、大胆華麗な装飾画風を大成し世に琳派と称される。工芸にもすぐれ、光琳模様・光琳蒔絵(まきえ)を生んだ。代表作「燕子花(かきつばた)図屏風」「紅白梅図屏風」
三省堂提供「大辞林 第二版」より
だいぶ昔、ある人から、熱海のMOA美術館に、毎年、梅の咲く時期にだけ展示される、尾形光琳作「紅白梅図屏風」(国宝)がある、と教えてもらった。以来、毎年とは言わないけれど、この時期になるとよく見に行く。 18世紀初頭の作品で、元々は津軽家が所持していた。津軽家、というと、華子妃殿下のご実家か。さすが旧華族は違う。 以来、この屏風に魂を奪われっぱなしの私。 行くと、この屏風の前に、しばらく立っている。立ち去るのが惜しい。 さて、梅といえば、大倉山に梅園があって、そこでも毎年2月に寒梅会が開かれる。 東急東横線の、大倉山駅下車。あの「KK」の実家があるそうだが場所は知らない。とにかくそのせいで、イメ…
この朝も前日同様、東山三条のバス停にやってきた。でも行く先は逆方向。京都駅行きの206番のバスに乗って、三十三間堂・国立博物館前まで行く。結構混みあっていて、やはり外国人が半分ほど。3人分くらいの厚みのある女性が2人分ほどの荷物をもって乗り込んできた。車内を移動した人にとっては、ほぼ障害物。なんとか座って、15分ほどで到着。 まず、三十三間堂を参拝。120mの回廊の向こう側まで、逸れないように夜通し矢を射る「通し矢」の舞台となることくらいしか知識がない。堂内は撮影禁止なので、庭を巡ってみた。立派な回遊式庭園だが、ほとんど誰も歩いていない。本堂には靴を脱いで上がる。スリッパもないので足先が冷たい…
今年お歳暮として届いた、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」を模した缶に入ったロイスダールのチョコレート。これは本当にユニークだなぁと思った。だってすごくないですか?ほぼ同じように作ってるって、面白い。 ↓元ネタ作品はこれ↓。 bunka.nii.ac.jp ↓模した缶はこれ。 Google Search この缶の中にチョコレートやクッキーが入っており、すごく夢のある缶だった。我が家には毎年、この古美術シリーズの缶が届くのだけれど、今年のこの尾形光琳のものが一番いいなと思った。その作品そのものを模してるなんて、お洒落すぎる。 これまで頂いた中では、モロゾフの葛飾北斎「芙蓉に雀」の缶が一番素敵だと思って…
私は、なぜか昔から等持院が好きだ。場所は、立命館大学に隣接し、龍安寺にもほど近い。 等持院は、足利家の菩提寺で、堂内、撮影禁止で残念なのだけど、ここに、室町時代15将軍、および、徳川家康42歳時の木造が安置されている。ただし、15代のうち、5代(義量)と14代(義栄)の木造はここにはない。同寺の人に聞くと、「あまりぱっとしていなかったか、幼少で亡くなったか、が理由だと思います」と。しかし、幼少で亡くなった7代の義勝の木造はあるので、多分「ぱっとしなかった」のだろう。 そして、同寺は、夢窓国師作と伝わる庭園も見事だ。清水とか金閣、銀閣のようなメジャーな寺ではないが、金閣か龍安寺に寄ったら、あわせ…
大奥展(東京国立博物館)① 吉原がNHKで評判をとっているので負けてはいけない、こちらは国立博物館だからと大奥展をやっていたので見に行った。吉原は東京藝術大学美術館で見たことがあって吉原より地味だろうとあんまり期待していなかったが、衣装へのお金のかけ方が違う。吉原の衣装はいかに派手に目立つようにするかが眼目であるが、大奥はいかにお金をかけて権威を表現するかである。遠くで見るとくすんだ地味な色であるが純金ではなさそうだけど黒く変色しないので銀でもなさそうな金属(たぶん金銀の合金と思うが)の糸でびっしりカゴメ状に織られていたのには驚いた。これで威儀を正して立たれたらこのお局さんの言うことは聞かざる…
今回は、「誤解だらけの日本美術~デジタル復元が解き明かす「わびさび」~」(2015年)を読みました。 誤解だらけの日本美術~デジタル復元が解き明かす「わびさび」~ (光文社新書) 作者:小林 泰三 光文社 Amazon 著者さんは、美術品のデジタル復元をされている方で、その時代の流行や使用された塗料などを推測して、当時の発色を再現されているそうです。特に「風神雷神図屏風」の作者の違いについて書かれているのが面白いなと思ったので、まとめたいと思います。 江戸時代の町絵師俵屋宗達 俵屋宗達の風神雷神図屏風は国宝に指定され、今は京都国立博物館にあります。宗達は、江戸時代の町絵師であり、もともとは扇屋…
根津美術館を代表する作品《燕子花図屏風》は、GWを挟み1か月ほど、恒例展示される。毎年見続けたら、作品の見え方はどう変化するのか数年追っていた。ところが気づくと2018年以来、訪れていなかった。2025年、会期始めと、最終日に鑑賞。7年ぶりに見えたことの覚書。 *記事内の画像は展覧会のフライヤー、『週刊ニッポノの国宝100 燕子花図屏風』を利用。 ■《燕子花図屏風》パターンと左隻右隻、出オゼと入りオゼ 〇パターン部分を比較 〇パターンの色・形は同じ? 〇左隻右隻の花色の違い ■《燕子花図屏風》の展示場所と動線 〇2025年の展示場所と動線 〇重力との均衡を感じる 〇左隻が先に目に入る 〇過去の…
尾形光琳の白玉椿 お花の少ないこの時期、お軸には尾形光琳の「白玉椿」を選んでみました。 お茶のお稽古にみえた先輩茶人お二人を凜とした表情でお迎えくださいました。 しばし三人でうっとり。
11月?の「たにまち月いち古書即売会」で、古本横丁が和本均一400円台を終了した。私が主に和本ならざる雑誌や小冊子を掘り出していただけに残念である。出店自体はその後も続いているので、和本均一を止めたのは体調の具合ではなさそうである。 さて、最後の和本均一から1冊だけ購入。書影を挙げた『光琳新撰百図 上』である。光琳が目当てではなく、「大典記念工業図書館」印が押されていたからである。 「洛陽高校」の消印が押されていたので、京都市立洛陽高等学校の後身である洛陽工業高等学校の校史『洛陽工高百年史』(京都市立洛陽工業高等学校創立百周年記念事業協賛会、昭和61年12月)を見た。そうすると、京都市立第一工…
週末にかけて河津桜を見に、伊豆方面に出かけた・・・はずだったが、河津桜が全く咲いていないとのことで、急きょ、かなり手前の神奈川県松田町のロウバイ祭りに立ち寄った。 ロウバイは、田舎育ちの母がいちばん好きな花といつも言っていたので、比較的気にはとめていたけれど、いかんせん地味なので、紅梅白梅やすぐ次に咲く桜に押されて、こんなにたくさんの、しかも満開状態の木々を見るのは初めてだった。祭りと言うだけあって、ロウバイ園内はもちろんのこと、付近にもたくさんの木があり、いい香りが一面に漂っていた。これ以上の満開のロウバイを見る機会は、これからもそうそうないに違いない。本当に行ってよかった。 このまま高速に…