俵屋宗達にはじまる、安土桃山時代から江戸時代にかけて、家伝によらず受け継がれた画法と、その画法によって絵を書いた一連の絵師を称してこう呼ぶ。「琳」は尾形光琳の名称から名づけられた。俵屋宗達、尾形光琳のほか、酒井抱一、中村芳中などがいて、それぞれ、独創的な絵を残している。江戸幕府の御用絵師だった狩野派より、日本美術史に残したインパクトは大きいと思われる。
こともあろうに、淀屋橋*1くんだりまで朝イチで行かねばならぬ用件ができてしまった。せっかくの休みなのに、通勤ラッシュでギュウギュウ詰めの電車に乗ってそんなところまで行くなんて、仕方が無いとはいえ憂鬱以外のナニモノでもない。 不要な苦痛はどうにかして回避しなければ……と、普段あまり使わない頭を高速回転させると、「それなら、ついでに普段あまり行きそうにないミュージアムへでも足を運んでみようか」と思いついた。すると脳内では見事に、「ミュージアムへ行くために淀屋橋まで行くノダ。用事は単なる行きがけの駄賃ナノダ」と変換され、それはそれはものすごく気軽になれた。 そう。ぼくは自分の機嫌を取る天才なのである…
九州国立博物館 令和8年4月21日から同年6月14日まで 「若冲、琳派 京の美術」(細見コレクション) ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 九州国立博物館に、京都の細見美術館から若冲の作品が多数やってきいています。 京都の細見美術館は1回行ったことがありますが、作品がすごく充実したところだという印象を受けたことを覚えていますが、駅から歩いたことも記憶しています。 <PR> さて、九州へ戻ってきて・・・。 太宰府天満宮の方から博物館へ行ったのですが、道中にある池に花菖蒲が咲いていまして、すごくきれいでした。 もう終わり頃なのか花自体に元気がないものもありましたが、天気が良かったこ…
『琳派のうつわ インスパイア of 乾山!』 湯木美術館 ※7月12日(日)まで ※後期展示:5月20日(水)~ GW前にパソコンにアクシデントが発生! 不本意ながら急きょ新しいのを買う羽目になってしまった。 (ちなみに、この2週間前にスマホも機種変更。ダブルパンチ) そのため、GWに訪れていた湯木美術館の琳派のうつわ展(前期展示)を書きそびれていた。 タイトルからして尾形乾山の器が中心。 ただ、その前後ということで野々村仁清の色絵扇流文茶碗も出ていた。 久しぶり! やっぱ、優雅なデザインがいいね。 前が仁清なら後は仁阿弥道八! この完全なる写しっぷりは見事。 以前、サントリー美術館で開催され…
最近、都内の美術館は、日本画や屏風、浮世絵、琳派など──日本美術の展示が前よりずっと目立つ気がします。 海外のお客さんを意識しているのかな、とも思うし、海外から作品を借りるのはコストがかかるからなのかなって思ったり・・ でも、それだけじゃない“流れ”のようなものも感じます。 日本美術って、 どこまで省略できるか どこまで余白を残せるか どこまで気配だけで語れるか そんな静かな美しさがありますよね。 和柄のリズムや、ミニマルな構成。 見せすぎないことで、かえって想像が広がる感じ。新緑の季節にもよく似合います。 そして特に平日の館内は年配の方が多いようにも見えます。静けさの中にある豊かさをゆっくり…
2015年は琳派400年という。京都では各所で琳派関連の展覧会が催された。その中核は京都国立博物館の秋の特別展覧会「琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る」だったと思う。本書の奥書を見ると、2015年10月に出版されている。タイトルに惹かれて本書を手に取った。本書は光悦研究者の論文集。本阿弥光悦とその周辺の関係者、並びに光悦の生きた時代との関係を、多角的な視点から論じている。 光悦、宗達から始まり、琳派と呼ばれる流れの作品群に関心を抱く一般美術愛好者に過ぎない。門外漢なので、本書における専門的な論及については、背景知識の乏しさから理解の及ばないところがある。研究者には研究者としての読み…
御手洗川に架かる輪橋(そりはし)に側に立つ光琳の梅 今年は梅の開花が少し早いように感じる。2月最後の週末に、下鴨神社に行ってみる。北野天満宮や府立植物園の梅林もよいが、ここには「光琳の梅」と呼ばれる一本の樹がある。尾形光琳晩年の代表作である「紅白梅図屏風」のモデルになったといわれている樹だ。この国宝屏風を所蔵する熱海MOA美術館の解説は次の通り。 光琳が宗達に私淑し、その画蹟に啓発されながら、独自の画風を築き上げたことはよく知られている。水流を伴う紅梅・白梅の画題や二曲一双の左右隻に画材をおさめる構成のやり方がそれである。しかし、白梅の樹幹の大部分を画面外にかくし、紅梅は画面いっぱいに描いて左…
アートサロンカフェ ☕️ブログ NO.26 2026.2.17 「美的なるものを巡りて」 第6回「日本の美意識」狩野派より 「美的なるものを巡りて」第6回「日本の美意識」ー狩野派、長谷川派、琳派の競演ーは、 日本美術の黄金期を彩る三流派の競演。 まずは、武家社会の権威を体現した、日本絵画の正統派である「狩野派」。狩野永徳(1543-1590)の「唐獅子図屏風」(安土桃山時代)を、取り上げる。 「唐獅子図屏風」狩野永徳 安土桃山時代 皇居三の丸尚蔵館/ 蔵 永徳の卓越性は、観る者を圧倒する圧倒的なスケール感にある。 豪華な金地に描かれた力強い唐獅子は、当時の統治者たちの力そのものを象徴していた。…
▲ 今週のみけちゃん▼ 筑紫洲 (つくしのしま) でもぶどう記録;第88週 ■ 今週のよその猫 ■ 今週の筑豊境 ■ 今週のメタセコイア ■ 今週の草木花実 ■ 今週の壁 福岡県北九州市門司区東港町2 ■ 今週の発祥の地 門司港 「カットインマツナガ」(google) ■ 今週の 御 尾頭付き ししゃも ■ 今週の「焼き物」 門司港の焼きカレー グラタンの食感のカレー。チーズが重要。 焼きカレー(やきカレー)とは、米飯の上にカレーソースとチーズなどをのせ、オーブンで焼いたカレーライスの一種である。 門司港で提供されている「焼きカレー」について、特に決められた定義はないが、オーソドックスな形状は…
「琳派のやきもの 響きあう陶画の美」 場所:出光美術館(門司) 期間:令和7年1月10日から同年3月23日まで 私はやきものはさっぱり分かりません。 わかりませんが、尾形乾山のやきものは好きで、とりわけ、四角、長方形の平皿に絵が描かれていたり、和歌が詠まれているものが好きです。 以前、東京の出光美術館でも琳派を中心とした美術展が開催されていたことがありましたが、その際、六角形の平皿が展示されていました。いわずもながではありますが、もちろん、尾形乾山と尾形光琳の合作です。 今回も、一枚の六角形の平皿が展示されていました。 個人的には、東京の出光美術館で見た六角形の平皿の方が絵が可愛くて好きでした…
山種美術館で開催中の「福田平八郎 ✕ 琳派」へ行ってきました。 どの作品もそこにある。 描かれているのではなく、 そこに「ある」リアルを感じた。 画家自身は、 「リアルを信念として貫く方向を辿った」という。 この日ワタシが感じたリアルは 「福田平八郎」の信念だったのだと思うと 会ったことのない画家が すぐ隣で絵筆を持っているような姿が見えてきた。 「牡丹」の前に立ったときは、 藪漕ぎをしながら険しい山道を登った先に この牡丹の花が目の前に現れたようで ひと時、山の中にワープした気分でした。 実際は、山の中にある牡丹ではないのでしょうが、 ワタシの中ではそう見えていたのです。 「紅白餅」の絵は、…