*楽天Booksより 【あらすじ】 近江浅井家家臣の流れを汲み、京都の呉服商「雁金屋」の次男として生また市之丞 (後の尾形光琳)は、少年時代から能楽、茶道、書道、日中の古典文学などに親しんだ。また当時デザインの先端を行った家業の呉服を幼少期から親しむことで、弟の権平と共に美術眼が養われる。祖母が本阿弥光悦の姉にあたる関係で家業の商売に繁栄をもたらし、その芸術的センスも受け継がれていた。 しかし市之丞は真面目に絵を学ぼうとしないし、商売の才もない兄藤三郎に代わって後を継ぐ意志もない。親も諦めて商売は藤三郎に後を継がせ、商売以外の財産を権平とともに相続した市之丞は、遊興三昧の日々を送る。対して真面…