高齢者は意識的にたんぱく質を摂るべき 十分なたんぱく質で同化抵抗性に抗う(あらがう) 加齢によって筋肉量が減少するのは、歳をとるほど筋肉を合成する力が衰えてくるから。 若者と同じ量のたんぱく質を摂っても、高齢者は同じように筋肉をつくることができなくなります。 これをたんぱく質の「同化抵抗性」といいます。 たんぱく質の同化抵抗性に関わっているのが、「インスリン」。 糖の代謝を担うインスリンは、実は筋肉の合成にも力を貸しています。 インスリンの血管拡張作用により、食事から摂取したアミノ酸が筋肉の中に運び込まれ、筋肉の合成が促される仕組みです。 ところが、加齢によりインスリンの作用が十分に発揮されな…