2013年に発生した「山口連続殺人放火事件」を追ったドキュメントです。山口県の限界集落わずか14人の村で5人が連続して殺害され被害者宅が放火された事件。犯人は同じ村に住む男でした。男は村の出身で東京に出て働いていましたが、両親の介護のために帰郷。両親が亡くなった後は村人との関係がうまくいかず孤立し、孤独の中で妄想をふくらませて逆恨みで犯行に及んだとされています。 「つけびして 煙喜ぶ 田舎者」犯行現場に残されていたメッセージの本当の意味は。作者が実際に村に足を運んで取材を重ねると村の歴史や人々の人間関係から意外な事実が浮かび上がってくる。残忍な犯行に及んだ犯人とその背景である閉ざされた村の真実…