津村記久子氏の「とにかくうちに帰ります」読了。 「この世にたやすい仕事はない」が おもしろかったので次の作品を。 どうにもこうにも気になるこのタイトルが たまりません。 豪雨で公共交通機関が麻痺する中、どうしても 帰りたい人達がなんとなく協力しあい、 なんとなく距離を置きながら奮闘するはなし。 無印の「家でくつろぐ」という謳い文句に しみじみするあたり、目のつけどころがすごい。 この他、全部で6つの短編集。 職場のルールとか、誰でも経験してそうなことを 淡々と書いていて、共感しきり。 3冊目も用意してあるので、楽しみ。