恍惚の人 有吉佐和子 新潮文庫昭和57年5月25日 発行平成15年2月25日 52刷 改版令和5年3月5日 72刷 林芙美子の『浮雲』同様、高峰秀子さんの『渡世日記』を読んで、高峰さんが出演していた映画の原作として、読んでみたくなった本。 megureca.hatenablog.com megureca.hatenablog.com 単行本として出たのは昭和47年らしい。『恍惚の人』が映画化されたのは、1973年。映画として私が見たはずはないけれど、その後もよく話題になっていたのは記憶にある。痴呆老人とその介護をした嫁のはなし、っていうことは、うっすら知っている、ってくらい。おそらく、令和の今…