『将門記』などを研究している。 神奈川県の高校教員であった。 bk1による目録。 http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110002089080000
2005年4月から、はてなダイアリーおよび人力検索サイトはてな(アンケート)で「村上モトクラシ大調査」が展開された。
11月のエジプトフルガダ旅行は生まれて初めてホテルから外出しないという体験をしました。普段の旅行は時間を惜しんでせかせかと移動しているので、旅行中に読書をするなんて発想がそもそもなかったです。 今回はビーチでの一人時間を楽しむために、一冊だけ、紙の本を持っていきました。 村上春樹著「走ることについて語るときに僕の語ること」 15年以上前に購入し、過去に3−4回読んでは途中で断念していた本です。当時はランニングやレース参加に精を出していた頃。村上春樹の小説はほぼ父親文庫から拝借していたため自分で買う必要はなかったのだけど、往年のマラソンランナーである彼のエッセーを読んでみたくなり手に取りました。…
★★★☆☆ あらすじ 高校生の頃に出会った少女との思い出を引きずって生きる男は、ある日気が付くと、彼女が空想していた壁のある街にいた。 www.shinchosha.co.jp 感想 過去の思い出に囚われて生きる男が主人公だ。ある日、気が付くと思い出の彼女が話していた想像上の壁のある街にいた。この街は辛い現実から逃避する彼女の本当の姿がある場所とも、望んだ姿がある場所ともいえる。ただそれにしては寂しく陰鬱な世界なのが物悲しい。 この壁の街での話がずっと続くのかと思いきや、主人公はまた現実の世界へと戻ってくる。主人公は田舎に引っ越して新たな生活を始めるが、新生活の場所は壁の街と似ているような、対…
現実がイマイチでも、余裕がなくても、追われていても、おもいつくことはなくならない。消えたようにみえても、うしなったようにみえても、刻印されている。フィーリングやタッチであっても、案外とりもどせる。 だから消えてしまったと嘆かないで、焦らないようにする。落としたら拾えばいい。なくしたらさがせばいい。それはおもっているよりとりもどせる。 とりあえず書けば何かでてくる。きっかけさえあれば。四六時中フラッシュバックメモリーズとつきあっているタイプの人間にとっては、とりあえず書くというのはセラピーなのかもしれない。 書くことは自己変革を夢見た自己療養へのささやかな試みである、というようなことを村上春樹が…
12月に入ったので、前にだんだん聴かなくなりやめてしまったAudible会員プランが3か月間で99円キャンペーンに申し込んでみた。 宮沢氷魚ちゃんと高橋一生くんの村上春樹が聴きたくて。 youtu.be youtu.be
眼鏡堂書店の蔵書より、独断と偏見に塗れた”もっと読まれてもいい本”を紹介しつつ、全力でニッチな方向へとダッシュする【眼鏡堂書店の本棚】。 今回ご紹介するのは、村上春樹によるインタビュー集『約束された場所で アンダーグラウンド2』です。 約束された場所で (underground2) 作者:春樹, 村上 文藝春秋 Amazon ハルキといえば村上春樹*1という具合に人気のハルキですが、正直、眼鏡堂書店は関心が全くと言っていいほどなく、読んだことがあるのは『風の歌を聞け』『パン屋再襲撃』しかありません。なお、ずいぶん昔にさらっと読んだきりなので、感想というほどの感想も、印象というほどの印象もありま…
もう長いこと運動はしていない。 十年ぐらい前までは、合気道なんてのを、ちょっとだけやっていたが、それ以後は、まともな運動もせぬまま今にいたっている。 通勤の行き帰りに歩いているのが唯一の運動だ。 歩いていると、よくジョギングしている人とすれ違う。息を切らせながら一心不乱に走っている人を目にするたびに、この人たちの煩悩の深さに思いをはせる。この人がこうした行動を取るにいたるまでには、いろんな心のうごめきがあったのだろう。 村上春樹が、走ることについてのナントカいうジョギングについてのエッセイを書いていたが、この人も案外、体型とか気にするんだなと思った。 作家として身を立てていくにあたって、健康が…
毎年11月の第3木曜は大事な日 ボージョレ・ヌーボーの解禁日はニュースになったか? 先生にボージョレ・ヌーヴォーを勧められた アルコールが飲めないことを仏語で言おう 毎年11月の第3木曜は大事な日 きょうのフランス語個人レッスンで、ムッシュー先生にいきなり、 「きのう、じゃなかった、おとといはとても大事な日でしたね。 何の日かわかりますか?」 と聞かれた。 さて、なんの日だっただろう? 勤労感謝の日って、まだだったよね? 第一次大戦終戦記念日? いや、それはもうとっくに終わったはず。 「?」でいるところ、 「日本のテレビニュースでは言っていませんでしたか? あるいは商品がいっぱい積まれていたと…
答えのない問いを与えてくれるから文学は良いのである。 あわせてよみたい 答えのない問いを与えてくれるから文学は良いのである。 メンタルの調子:わろし。毎日のここの部分の記述はどうしようかなと悩むところである。毎日体調について何かしら書くことから始めているけど、ここは僕は読むけど他の人にとってはどうでもいいことだろう。 や、まぁ色々とありましてね。ネットで嫌な情報をまともに読んでしまったりとか、会社でも揉めてる上司にお願いをしないといけない事態があったりなど。塩対応されながらもちゃんと感情を抑えて大人の対応ができた僕はさすがだと思う。 さて、今日は何を書こうかな? 最近の僕の読書傾向としては時間…
イギリス大衆紙TheSun11/17 イギリスの国立East Anglia 大学(村上春樹の盟友カズオ・イシグロが卒業した大学)の英文学教授は、大学生向大学生向け注釈で「シャーロックホームズのバスカヴィル家の犬』は、感情的にも知的にも挑戦的な作品で、暴力と殺人が含まれている」と警告し「この作品では、暴力、殺人、性的暴行といったテーマを扱っており、一部の学生は不安を感じる可能性があります。」と注意を与えています。 さらに、類似の作品として、横溝正史の1946年のスリラー『本陣殺人事件』をあげています。 この注釈について専門家は「シャーロックホームズの中身が暴力、殺人、性的暴行といったテーマを扱っ…
読ませていただきます!「New Yorker に掲載された村上春樹さんの最新インタビューを訳してみました。」 New Yorker に掲載された村上春樹さんの最新インタビューを訳してみました。Haruki Murakami on Rethinking Early Workhttps://t.co/NRojS8BlLe──… — 村上春樹的羊男 (@sheepman_bot) 2024年11月12日 「サミュエル・ベケット映画祭2024」トークゲストにやなぎみわ・森山未來 「早稲田大学ではベケットが脚本を執筆した唯一の映画でバスター・キートン主演の「フィルム」をはじめ、ベケット自身が演出したテレ…
Amazonより 今回から、アメリカの短編小説に革命を起こしたレイモンド・カーヴァーの作品を取り上げます。 本ブログでは以前、彼の初短編集『頼むから静かにしてくれ(Ⅰ)(Ⅱ)』をご紹介しましたが、カーヴァーがその名を広く知られるようになったのは、本短編集『愛について語るときに我々の語ること』が商業的成功を収めたのがきっかけです。村上春樹は、本書の文学的完成度の高さを評価し、著者にとって輝かしい「セカンド・ライフ」の第一歩になったとコメントしています。 最初にご紹介するのは、カーヴァーの典型的な作風が反映された短編『ダンスしないか?』です。簡潔な文章に深い余韻を残すストーリーが特徴的です。 『洗…
村上春樹デビュー10年で書いたのがこのダンスダンスダンス タイトルからは想像つかないストーリーだった もっと早くからこの本に手を伸ばしていれば ハルキストになってたかもしれない 村上春樹の色々な小説に出てくる壁を抜ける話は このあたりから始まるのか
こんにちは まつだです。 12月に入りました。 ……今回のアドカのテーマは「忘却」ということで、このブログを読んでいる皆さんの多くが「忘却」したいであろう辛く苦しいあの時期、「受験期」に焦点を当てた漫画 「東京大学物語」 を紹介したいと思います。 あらすじ 学校一の秀才・村上春樹は、東京大学への進学を目指し、日々受験勉強に励んでいた。ある日、友人の佐野に連れられて来た自身の高校の女子テニス部の試合で、水野遥に一目惚れする。3年生という受験目前の時期での恋心と葛藤する中、プレイボーイの佐野が水野を狙っていることを知った村上は、即座に水野に交際を申し込み、2人は付き合い始める。ラブコメの割に、恋心…
ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック (村上春樹翻訳ライブラリー f- 3)作者:村上 春樹中央公論新社Amazon スコット・フィッツジェラルドという100年前の小説家と、今の自分には、全然関係が無い。大人になった今の視点に立ってみると。 村上春樹は偉大な作家だ。その村上春樹が最も影響を受けたフィッツジェラルドもまた、偉大な作家に違いない。 と、かつてまだあまり大人でなかった自分は、だいたいそんな風に信じていた。純朴だったのだろう。 でも実際は、フィッツジェラルドは偉大かもしれないし、偉大じゃないかもしれない。自分にはどちらか判断がつかない。今はまだ。 なぜなら単純に、自分はフィッツジェ…
小説と記事に違いはない物だと思っていた。畑違いは畑違いでも、育てている植物は一緒だと思っていたのだ。でもこのたった二つの文で、私が小説を書いていた癖が露になってしまっている。 記事を書く人間は、二文目のような回りくどい比喩表現での説明はしない。もっと率直な言葉一つで読み手に論理的な思考をさせる。私の書き方は相手の想像力をかきたたせるような書き方だ。 それは私がゴリゴリのビジュアルシンカー(視覚思考者)なためだと思う。幼少期から絵を描くことが好きで、小説を読むと物語が映像として流れていく。もちろん音声付きだ。 すると、面白い現象が起こる。なぜか登場人物の顔が似ていると思ったら、最終的に親子だった…
今日も快晴。今夜はラーメンを食べる予定。ノーマルなデフォルトのラーメン。それが一番美味しい筈だ。 今夜は米国の雇用統計の発表が日本時間22時半にある。気になるところですが。 村上春樹『1Q84』を順調に読み進める。カルト教祖をホテルで暗殺するために青豆が潜入した。奇病に侵される教祖の懇願。一方天吾は父親と再会する。真実を語らない頑なな痴呆症。東京駅から館山行の特急に乗って内房線を走行。夏の東京湾を望みながら。帰宅してしばらく平穏な日々。ふかえりがやって来た。 ボーナスシーズン。国民負担率が上がっていく。移民たちの犯罪がクローズアップされる。排斥運動というより忌避感が強まる。迷惑な連中は何人だろ…
ランキング参加中生きることは物語を描くこと、それは哲学すること ランキング参加中村上春樹 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中読書 ランキング参加中アクセスの輪 ランキング参加中時計が好き ランキング参加中あなたの世界観を語ろう ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち 今朝は体重を測らず。 昨日昼食的夕食で茶碗3.3杯分のチャーハンを食べたので、測るのが怖かった、ということもあるかもしれない。。。 昨日は紅葉狩りに行った。今年は暖かかったので紅葉が普段の年より1週間程度遅い印象だ。 昨日は見事な紅葉と、四季桜を堪能した。1600年代にその地の漢方医が名古屋地区から四季桜…
みずえさん こんにちは。朝晩冷え込みますが、風邪などひいていませんか。 気づいたらもう師走。 秋以降、時間が過ぎるのが早すぎですね。 昨日の今朝起きたら、夜の間に韓国で大統領が戒厳令を発令し、しかもすでに鎮静化されていて驚きました。 先の3つの選挙の時もそう思いましたが、本当にこれからの世界は、いつ何が起こっても不思議はないのだなと実感させられます。 そして、このような政治の舞台において、私たちはともすると誰かによって提示された物語やドラマにまんまと夢中になり、物事の本質を忘れ、特定の方向に誘導されたり、コントロールされるということが起こっているというみずえさんのご指摘は、本当にその通りだと思…
こんにちは。お元気ですか。 本届きました。 前に送っていただいた「東京の生活史」を一日一人、150人の最後の一人を5か月かけて読み終えたちょうどその日、ジャストなタイミングで!根本さん、千里眼ですね。 ありがとうございます。 ルーティンが一つなくなったので今は百人一首を始めようと思っています。 ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき 一日一首。これで3ヶ月の日課ができる。2月すぎまで乗り切れるでしょう。 今、この手紙、病舎でしたためております。 なぜに病舎かというとコロナにかかってしまったからです。 先月中旬から水戸刑務所、クラスター一歩手前のような状況でして、工場、…
イラスト:塩井浩平 正気じゃないけれど……奥深い文豪たちの生き様。42人の文豪が教えてくれる“究極の人間論”。芥川龍之介、夏目漱石、太宰治、川端康成、三島由紀夫、与謝野晶子……誰もが知る文豪だけど、その作品を教科書以外で読んだことがある人は、意外と少ないかもしれない。「あ、夏目漱石ね」なんて、読んだことがあるふりをしながらも、実は読んだことがないし、ざっくりとしたあらすじさえ語れない。そんな人に向けて、文芸評論に人生を捧げてきた「文豪」のスペシャリストが贈る、文学が一気に身近になる書『ビジネスエリートのための 教養としての文豪』(ダイヤモンド社)。【性】【病気】【お金】【酒】【戦争】【死】をテ…
村上春樹さんの古いエッセイに気づかいというのは気をつかってることを相手に気づかせずにやらなければいけないんだという一節があったと思う。これは年を経る毎にしみじみとわかってくる含蓄に富んだ言葉のような気がする。言い方を変えると気づかいというのはさりげなさとセットになってこそ初めてその価値が生まれるということになる。気をつかわれてるなと相手に思われたら駄目だということだ。どうしてかと問われると答えるのが大変難しい。寄付とか善行とかいわゆる正しい行いは誰にも知られずにやるべきだというのと似てるかも知れない。よい行いをしてるときはそれと同じくらい悪いことをしてる気持ちでやれと吉本隆明さんは言ってる。つ…
Audibleの使い方を知りたい。どんなサービスなの? Audible初心者 いつでも読書ができると噂のオーディオブックサービス、「Audible(オーディブル)」の使い方を完全ガイド。 本記事では、Audibleの使い方や登録方法のほか、料金・特典、おすすめのオーディオブックなど網羅的に徹底解説します。 早速いきましょう。 【本記事の内容をザックリ】 Audibleとはどんなサービス? Audibleの使い方 Audibleアプリの使い方 Audibleの休会と退会 Audibleでおすすめのオーディオブック Audible|よくある質問 Audibleのキャンペーン情報 筆者はオーディブル…
1.はじめに 朝の時間を有効活用することは、多くの成功者が推奨する「人生を変える習慣」のひとつです。 その中でも、特に重要とされるのが「黄金の1時間」と呼ばれる朝の最初の60分。 この時間をどう使うかで、1日の生産性や気分が大きく左右されます。 でも、「具体的に何をすればいいのか分からない」「朝が苦手で続けられない」という人も多いはず。 本記事では、黄金の1時間を最大限活用するための具体的な方法と、忙しい中でも続けられるコツを徹底解説します。 朝の時間を味方につけて、毎日をもっと充実させましょう! 1.はじめに 2.黄金の1時間とは? 黄金の1時間の意味と重要性 成功者が実践する黄金の1時間の…
あなた: 識字率、って話をあなたとしたときにこういう返答をもらったんですよ。 「近年では、識字率が高い国でも「機能的非識字」(functional illiteracy)が問題視されています。これは、基礎的な読み書きはできても、複雑な文書や現代的な情報を処理する力が欠如している状態を指します。」 これって、中国語の部屋とか、言語読み上げAIとかと近い気がしたんですね。人の脳内情報処理の個人差、ってどうなってるんでしょうね。 ChatGPT 「識字率」についての話が、実際に「機能的非識字」に結びつくという点は、非常に鋭い指摘ですね。確かに、近年の教育の発展にもかかわらず、単に「読むことができる」…