人間は、ある状況において、選択を迫られるとき、「はい」か「いいえ」かの二択を与えられます。 しかし、これはどちらを取っても、他者(=もっと広く言えば、この世界や宇宙)との関わり合いを意味し、その意味で、どちらを選択しても、その本質においては、選択を迫ってくる相手に縛られることとなります。 そこで、人間は、その選択を(無期限に)保留することができ、これにより、その選択を回避することができます。つまり、選択を迫ってくる相手を”待たせたり”、”はぐらかす”ということです。これは間接的に、相手の存在と選択を同時に否定ならびに拒絶する姿勢・態度です。しかし、この手・出方では、(時間を稼ぐことで、)選択を…