2019年9月のブログです * 斎藤環さんの『家族の痕跡-いちばん最後に残るもの』(2010・ちくま文庫)を再読しました。 家族のちからについての鋭い考察で、良くも悪くもちからのある家族の存在を再確認させられます。 例によって、印象に残ったことを一つ、二つ。 一つめは、ひきこもりの家族にも見られるダブルバインドのコミュニケーション。 言葉と表情とで違うメッセージが発せられるダブルバインドは統合失調症の家族に多いとされますが、ひきこもりの家族にも見られ、治療的にはダブルバインドをなくする方向がいいと述べられます。頷けます。 これに関連して、コミュニケーションとは、情報の伝達ではなく、情緒を伝える…