アガサ・クリスティーの非シリーズもの この中の主人公はこれっきり。 「なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?」このセリフの意味が分かったときゾワッとした。しかも、そのセリフを探偵役のひとりが言っちゃうからね。「あっ」となる。 そして、その時代のイギリス上流階級を知れて楽しかった。でも男の方は普通のイギリス人のようで知り合い方が無理があるような気がした。 犯人はそんなにびっくりする人ではなかったけど、タイトルのセリフの謎解きがスルスルと分かって面白い。 分かっていくと最初の謎や主人公がなぜ狙われたのかとか、キレイに説明がついていくさまがなんともスッキリしていて気持ちがいい。 たまたま手に触れた本だ…