Agatha Christie (1890-1976) ミステリ作家。アガサ・クリスティー/アガサ・クリスティ/クリスティー
1890年イギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。1920年に「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。1976年85歳で死去。
その作品は長編66編、短編、戯曲、あわせて100以上にのぼり、世界中で聖書とシェイクスピアの次に読まれているといわれる。特に有名なのは<名探偵ポアロ>シリーズと<ミス・マープル>シリーズ。
やや芝居がかっていてメロドラマ風の文章も、独特な雰囲気で、おもしろく読みました。ストーリーにも人物にも、昭和時代が色濃く反映されているミステリ小説です。 弁護側の証人 (集英社文庫(日本)) [ 小泉 喜美子 ]価格: 693 円楽天で詳細を見る 2000年代の作品のような気持ちで手に取りましたが、読み終わって解説を見たら、元々は1963年に発表された作品でした。なるほど、文章やストーリーについて、いろいろ納得しました。 いま流通している文庫の形になったのが2003年で、そのころミステリ好きの間で話題になったため、そのころ書かれた作品であるかのように私が間違えて覚えてしまっていた、みたいです。…
先日NHK BSで放送されていたのを視聴。最初に見たのは大学生のときだったかな。面白かったので本屋さんに走りました。 ハヤカワ文庫ではなく、今となっては貴重な新潮文庫を購入したようです。映画の公開からかなり時間がたっていたにもかかわらず、表紙は映画のワンシーン。ポワロがかなりひょうきんです。 この映画のあと、デヴィッド・スーシェのテレビ版とケネス・プラナーの映画が制作されましたが、両作品ともどことなく深刻というか重いというか、陰影が濃い印象を持ちました。 これらの作品と比べると、このシドニー・ルメット版は娯楽に徹しています。雰囲気も明るい。制作された時代を反映しているのかもしれません。今振り返…
パディントン発4時50分 ミス・マープル (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,松下 祥子 早川書房 Amazon 人のタイプというのはどこも同じでしょう、だから貴重な手引きになるんです。 小柄で太めのミセス・エルスペス・マギリカディ、すれ違う列車で殺害現場を運悪く目撃。 赤帽不足。 「わたし、たった今、人殺しを見たの!」 真の淑女は衝撃を受けたり驚いたりしない。 タイトル回収。 いい友人だなぁ、マープル。 ルーシー・アイルズバロウ、天才数学者になりそうだったのに、なぜか家政婦。 「我が家は我が城ですわ。」 「お茶のあいだは殺人の話はよしましょう。なんともいやな話題ですもの!」いっ…
本日もご訪問ありがとうございます。 先ほど『春にして君を離れ』という作品を読み終わりました。 春にして君を離れ (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,中村 妙子 早川書房 Amazon アガサ・クリスティー氏の作品ですね。 アガサ・クリスティー氏の作品は数作読みました。 『オリエント急行の殺人』『ナイルに死す』『アクロイド殺し』『そして誰もいなくなった』などなどを読みましたが、もっと読みたいです。 『パディントン発4時50分』が特に読みたい。 パディントン発4時50分 ミス・マープル (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,松下 祥子 早川書房 Amazon これまで読ん…
ページ内のリンクには商品プロモーションが含まれています ポワロの元に、美しい依頼人カーラ・ルマルションが訪れる。彼女が5歳だった16年前、有名な画家だった父が殺され、夫の浮気に悩んで彼を毒殺したとされた母は、その後獄中で死亡していた。自身の結婚を控えるカーラは、母の無実を証明するために、事件を調べるようポワロに頼む。母が冤罪なら真犯人は主な関係者5名の中にいると思われる中、マザーグースの「五匹の子豚」を思い出しながら、ポワロは調査を始めるが――。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function()…
ポケットにライ麦を ミス・マープル (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,宇野 利泰 早川書房 Amazon わたしは、いつでも、相手の悪意をいちおう疑ってかかります。 タイピストのミス・サマーズ。お茶入れが苦手。お湯の立ち具合がよくわからないから。なんかわかる気がする。 レックス・フォテスキュー氏、急死。お茶のせい? ボルジア家の朝食。 タイトル回収。 フォテスキュー氏の朝食、ベイコンと炒り卵、コーヒー、マーマレードつきのトースト。 「家事を上手にさばいていけるひとには、どんなにたくさんお給金を払ってもいいものだと思います。」家政婦のミス・ダブ。家事も才能だものねぇ。 家政婦は見…
魔術の殺人 ミス・マープル (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,田村 隆一 早川書房 Amazon そうですとも。人間が幸福になるということは大切なことよ。 美容食、マッサージ、美容体操を欠かさないルース・ヴァン・ライドック夫人。マープルの旧友。 マープルは白髪。 大金持ちの男たちと3回結婚してるヴァン・ライドック夫人*1。その度に心は傷つくことはないし、銀行口座の中身が増えるだけ。感情もこじらせないから、元夫たちとも良好な関係。つよー。結婚もビジネスライクなんやね。 キャリイ・ルイズ*2も3回結婚。 バナナ一本とトースト一切れだけ食べてあとはエネルギー全部を自分の理想にそそいで…
ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ 自分がブログを始めたぐらいの時、【自分のお気に入りのアガサ・クリスティーの小説】について纏めた記事を書いたのですが、その記事について色々と書き直したくなったので再編集しました。では、改めて【自分のお気に入りのアガサ・クリスティーの小説】を6つ紹介します。 haguture.hatenadiary.jp ①「ABC殺人事件」推理小説には【複数のトリックを組み合わせたタイプ】と【トリックがひとつだけのタイプ】がありますが、この小説は【トリックがひとつだけのタイプ】の代表的な作品だと思います。 haguture.hatenadiary.jp ②「そして誰…
ランキング参加中【公式】2022年開設ブログ*今回の記事は以前に書いた記事をベースに再編集した物になります。 ABC殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-83) 作者:アガサ クリスティー 早川書房 Amazon 1936年に発表されたアガサ・クリスティーの「ABC殺人事件」この小説を初めて読んだのは、自分が子供の時(多分9歳ぐらい)でしたが、当時の自分は「ABC殺人事件」を半分も理解はできませんでした。ですが、この小説の何かにグイグイと引き込まれて、この小説を読んでしまいました。(その時に読んだのは、母親の本棚にあった早川書房版でした)それから数年後。この小説を改めて読みたくなりました。な…
ご報告1 にほんブログ村【本・読書情報部門】 注目記事8位に選ばれました! 本日の投稿記事 「アガサシリーズ ハヤカワミステリ文庫」 皆さま ありがとうございました! にほんブログ村【本・読書情報部門】第8位 ご報告2 YouTube 「古本と朗読☆さーかす書房」 新投稿! シリーズ「さーかす書房ワンポイント朗読講座」が始まります! 第一弾は「プロミネンス」 基本的な朗読表現方法のひとつです 朗読に限らず 日常会話でも大いに役立つ工夫です ワンランクアップの会話術が身につきますよ 是非ご視聴くださいね! youtu.be ワンポイント朗読講座始まるよ! ランキングに参加しております どうぞよろ…