6-7.見える化(1/3) 「見える化」という言葉は、トヨタの製造現場から生まれてきた用語です。本来は、問題の所在を視覚でとらえられるように明確にするよう取り組むことです。欠陥もトラブルも、それらの異常が見えるならば、製造現場が対処できます。つまり、問題点を顕在化させることであり、「目で見る管理」を意味するものです。 見える化は、その後わが国の企業で製造現場だけでなく、たくさんの部門で使われるようになり、その解釈も幅広くたくさんのものが生み出されています。ここでは、生産現場への導入手法を見ることで、見える化の内容と本質を理解していきたいと思います。 (1)何を見える化するのか? 何を見える化す…