1977年の篠田正浩監督、岩下志麻主演の日本映画。 音楽が武満徹、撮影が宮川一夫。 私がこの映画を知ったきっかけは武満徹の映画音楽集のCDの中にはなれ瞽女おりんの音楽が入っていたからです。 武満徹いわく、いい映画は映像が詰まった感じがありその映像に音を入れないほうがはっきり響く場合と、さらに音をぶつけることによってそれがはっきりする場合とがあるそうです。これはさらに音をぶつけた場合なのでしょう。 宮川一夫の撮影はこじゃれた感じではなく、対象をどすんと映し出す感じがしました。絵画的な映像の中で人が動いていたり、いい映画は音楽撮影にもかなり気を使っているんだな。 それにしても岩下志麻役者だな。三味…