読書については、他の人が『ひきこもりはなぜ「治る」のか』(著:齋藤環)を読んでいるのを見て、私も読んでみました。 著者はすでに臨床で役立つ系の本をたくさん出版していて、この本はその背後にある理論をつまびらかにしたものだということです。 ラカン(第2章)、コフート(第3章)、クライン、ビオン(第4章)といった精神分析家の理論が持ち出されていました。これを著者は応用しているらしいです。 まず、ラカンの章について書きます。 ラカンの理論に照らしてみるとひきこもりには自己愛が足りてないらしいです。自分に向かう自己愛として自信やプライドを著者は引き合いに出してました。ひきこもりはこういった自己肯定感を持…