3月3日の「上巳の節句(桃の節句・雛祭)」に 欠かせないもののひとつに「白酒」があります。 室町時代までは、古代Chinaで薬酒とされた 「桃花酒」(とうかしゅ) が一般的でした。 本来「桃」は、薬として大陸から伝わった果実で 邪気を祓い気力・体力を充実させるとされ、 「桃花酒」とは、花を浮かべたり香りを移した ものでした。 今でもお雛様の横にも 白い瓶子に桃の花を飾りますね。 実はひな祭りに「白酒」を飲む風習は 江戸時代になってから、 江戸から全国に広がりました。 神田・鎌倉河岸の「豊島屋」が 「白酒」を創案したことが始まりです。 「豊島屋」(昭和より「豊島屋本店」)は、 約420年前の慶長…