第1章 ひと組みずつ第2章 はげみ第3章 心第4章 花にちなんで第5章 愚かな人第6章 賢い人第7章 真人第8章 千という数にちなんで第9章 悪第10章 暴力第11章 老いること第12章 自第13章 世の中第14章 ブッダ第15章 楽しみ 第一章 ひと組ずつ 1 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも、汚れた心で話したり行ったりするならば苦しみはその人に付き従う---車をひく(牛)の足跡に車輪がついてゆくように。 2 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行ったりするならば福楽はその人に付き従う---影がそのからだ…