ぼっち男子

雨森たきびのデビュー作 2021年刊行作品。作者の雨森（あまもり）たきびは、2020年の第15回小学館ライトノベル大賞にて、『俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか』でガガガ賞を受賞。同作を『負けヒロインが多すぎる！』と改題して文庫されたのが本作である。むろん、この作品がデビュー作となる。 小学館ライトノベル大賞応募時で、既に作者は40代前半だったとのことなので、現在は40代半ばか。ライトノベル作家としてはかなり遅咲きの方か。それだけに、これ程までにブレイクしてしまうと嬉しいだろうね。 表紙絵、口絵、本文イラストは、マンガ家、イラストレータのいみぎむる…

2024年に角川つばさ文庫小説賞の金賞を受賞し、この秋、念願のつばさ文庫デビューを果たす無月蒼（無月弟）さんをインタビュー！ 実は、無月蒼さんのカクヨム利用歴は8年にもおよぶそうです。カクヨムを通じた執筆活動で掴んだ受賞の経緯や、出版までに経た改稿作業などについて、お伺いしました。 10月9日発売の『アオハル100％ 行動しないと青春じゃないぜ』ぜひご注目ください！ kakuyomu.jp ――それでは無月蒼さん……おもわず「無月弟」さんと呼びそうになってしまいますが（笑）、そろそろ「蒼さん」に慣れないとですね。 無：はい、よろしくお願いします（笑）。 ――長年「カクヨム」で活動してこられまし…

卯月コウのおたよりのアーカイブを見ていた。見始めたらもう終わりで、アーカイブを見返した。 友達の話。入学して、文化部はやめとけと言われ、とりあえず運動部に入っちゃうよな、みたいな話。私はこれにすら共感できない。私は卯月コウを本当に好きになることも、本当に共感することも、できなかった。その悲しさを思い出した。 私は、自分のことしか信じていない。自分が本当に譲りたくないことで他人に流される気は無いし、他人のことは信じていない。自分以外に対して興味が無いし関心がない。他人がどう生きようが何をしようが、私に害がないならどうでもいい。 だけど、私は他人から否定されたり害を受けるのが怖いので合わせる。 バ…