病院の近くの駐車場に止めるため、地下通路に入りました。入口ゲートが開きません。「こんな時に!」と思って周りを見回すと「入庫23時まで」の表示。時刻は無情にも23時を3~4分過ぎたところ。「あぁアッ!!」思わず呻きながら、地下通路を出て近くの平面コインパーキングを探します。少し離れたところにやっと空きを見つけて駐車し、病院まで走りました。が、病室の扉を開けた途端、目に入ってきたのは去年の夏、父の亡骸を見た時と同じ光景「抜けるように白い母の姿」でした。今回は、本当にギリギリ間に合わなかったのかもしれない。白いというか、ポーっとほんのり光っているようにさへ見えました。「あぁ・・・」とはきながら頽れる…