今日は早番だった。仕事中、ふと嫌な思いをする。いつもと同じだ。「死ね」「消えろ」……そんな声を聞いたように思って、実はみんな私が生きていることを疎ましく思っているのではないか、隠しているのではないかとも思ったりもした。そんな思いに浸ることには慣れてしまっている。懐かしいな、とさえ思う。やっぱり生まれてこなかったほうがよかったのか……過去に「生まれてきたこと」がクラスメイトに対して申し訳ないと思った、そんな時期が自分にあったことを思い出してつらくなった。そうして苦しんでいた時、ふとヴィム・ヴェンダース監督の映画『ベルリン・天使の詩』を思い出した。この映画は2人の天使が登場する。打ちひしがれている…