心に刺さるタイトルです。 受験を控えた中学3年”セキコ”を中心に進んでいく「まともな家の子供はいない」と、セキコの同級生を中心に進む「サバイブ」の2話収録。 まともな家の子供はいない 感想 子供と大人の境目にいる主人公達の気持ちは、あの頃自分と一緒だ。 とにかくセキコはイライラしている。 私は大人になった今でもイライラしているけれども(汗)、あの頃のイライラはまた特別だった。 そのイライラは主に大人に向けられる。 なにかこう、大人を汚いと感じる。卑怯だと思う。 自分はあんな風になりたくないって思う。 でもそんな大人の世話にならなければ自分はまだ生きていけない。 中学生だったあの頃はそんな自分に…