絵本 まほうのえのぐ(作林 明子 福音館書店) いつの間に絵を書くことを躊躇するようになってしまったのだろう。この絵本を子どもの本棚から引っ張り出してきて思った。水彩絵具の使い方を知ったのは、教員になってかなり経ってからであった。もともと絵を描くことは好きだったが、だんだん思い通りに描くことができなくなり嫌いになった。高校、大学では絵を描くようなことは全くなかった。それでいて、小学校の教員となれば絵を描かせなければならない。しばらくは我流で絵の具の使い方を教えてしまった。反省するばかり。 今日は「まほうのえのぐ」という絵本を紹介する。この絵本は林明子さんが文と絵両方を描かれた作品。表紙の絵のよ…