読売新聞紙面の「小町VOTE」というコーナーに、「『そのバッグかわいいね』など持ち物を褒めたときに、『これ、安かったの』と答える人の気持ちが知りたい。謙遜なのか自慢なのか、判断がむずかしい」というトピが載っていた。即座に「え、そりゃ自慢でしょ」とつぶやく私。「いやいや、安物ですよ」なら謙遜、もしくは事実を述べているのだろうが、「これ、安かったの」はいいものを安く買えたことを誇っているのだ。関西に住んでいるためか、こういうやりとりは日常的にある。が、中にはトピ主のように首をかしげる人もいるようだ。大学時代のこと。サークルに顔を出した就活中の先輩がスーツ姿を褒められ、得意げに言った。「このネクタイ…