前のお話はこちら。 tomomikoshigaya.hatenablog.com 姫とボクの 06 「くすり屋さん」「厳密には違うけど、それに近いものかな」「賛成! 王子、いろんなこととかお花とかに、めっちゃ詳しいもん」「詳しいだけじゃダメだけど。やってみてもいい?」「もちろんー」夕ごはんを一緒に食べながら、ボクは最近考えていたことを、姫に打ち明けた。さすがにそろそろ、持ち合わせ(とは言え、相当の金額だったことには間違い無いけど)ばかりを使うわけにもいかず、何かお仕事を考えないとなあ。そう考えていたんだ。 そこで思いついたのが、姫いわくのくすり屋さん。この地方では「薬師(くすし)」って呼ばれる…