「あぁぁぁ~あ、源ちゃんのはなしぶりだぁ~」 勝手に「源ちゃん」と呼ばせていただきます。この本の著者の高橋源一郎さんのことです。 ラジオでもお声を聞いているのでとても親しみを感じていて、周囲で話題に上るときは「源ちゃん」と呼ばせてもらっているものですから。 この本を読んでいる間中ずーっと、源ちゃんの声が聞こえていました。 作者ご本人に読み聞かせをしてもらっているような贅沢な心地よさを感じていました。 もっと言うと、本を開くたびに源ちゃんが語りかけてくれるようでした。 だから、文庫版の穂村弘さんの「解説」を読んだときはビックリしてしまいました。 「なんだかどきどきするのは、どうしてだろう。内容も…