「なんくるない」 よしもとばなな 2004年発刊(ちなみに、↑は文庫版のカバーです) ばななさんは以前から大好きですが かと言って、熱心なファンの方と比べれば、それほどたくさん読んでいないのかもしれません。 この本は、1ヶ月ほど前にたまたま読んだブログで紹介されていて タイトルに惹かれポチリました。 沖縄には、神様が静かに降りてくる場所がある――。心ここにあらずの母。 不慮の事故で逝った忘れえぬ人。 離婚の傷がいえない私。 野生の少女に翻弄される僕。沖縄のきらめく光と波音が、心に刻まれたつらい思い出を、やさしく削りとっていく。なんてことないよ。どうにかなるさ。 人が、言葉が、光景が、声ならぬ声…