らくらくトレインとは、夜間にJR新潟駅から発車する、定員制の快速列車である。
村上と直江津の2つの行き先があり、前者は「らくらくトレイン村上」、後者は「らくらくトレイン信越」として走っている。
cf. くびき野(新潟〜新井間の快速列車。特急型車両を使用している)
概要
- その始まりは「らくらくライナー」から始まる。信越本線の新潟〜長岡間において、着席通勤の要望が多数寄せられた。こうして1994年12月3日に新潟〜長岡を結ぶライナー列車、「らくらくライナー」が運転開始された。
- 1999年2月27日には、「らくらくホームトレイン」に名称を変更。
- その後、白新・羽越本線の新潟〜村上においても着席通勤の要望が寄せられ、2004年3月13日に新潟〜村上を結ぶライナー列車、「らくらくトレイン村上」の運転開始。これに合わせて「らくらくライナー」から「らくらくトレイン長岡」に名称を変更。
- さらに2012年3月17日には急行「きたぐに」が定期運転を終了したため、新潟から上・中越地区への早朝・深夜時間帯の速達列車が必要になり、「らくらくトレイン長岡」を直江津まで延長させた「らくらくトレイン信越」が運転を開始した。また同時に、早朝に直江津始発の新潟方面に向かう「おはよう信越」も運転を開始。こちらは「らくらくトレイン」とは違い、グリーン席設定ありの全席指定席となっている。
使用車両は、新潟車両センター所属の485系6両編成。
- T,R,Kの全編成が「北越」「いなほ」などと同様に共通で運用されている。
車内は全席普通車扱いである。
- 乗車には乗車整理券300円が必要。
- 新潟駅では駅員による乗車整理券の確認のため、非常用ドアコックを使って1号車のみドアが開く。
- 全席普通車扱いの為、グリーン席にグリーン券なしで座ることができる。
- 6号車は女性専用の「レディースカー」になっている。
らくらくトレイン信越
列車番号:3362M 新潟2100-直江津2300
- 毎日運転で、片道1本のみである。別途に乗車整理券300円が必要。
停車駅は、新潟-新津-矢代田-加茂-東三条-三条-見附-長岡-来迎寺-柏崎-柿崎-直江津
- 比較的短距離利用が多い。普通の快速列車が止まらない駅にも停車する。
- 直江津到着後は翌日の「おはよう信越」になる。
- かつての「らくらくトレイン長岡」時代では長岡到着後、回送で新潟車両センターに戻るスジだった。
らくらくトレイン村上
列車番号:3947M 新潟2003-村上2057
- 毎日運転で、片道1本のみである。別途に乗車整理券300円が必要。
停車駅は、新潟-豊栄-新発田-中条-坂町-村上
- 平日や休日に関係なく利用客が全体的に安定している。新潟から中条,坂町,村上までの利用客が多い。
- 村上到着後は折り返し、快速3950Mになり、別料金不要でグリーン席にも座れる。村上方面からムーンライトえちごへの接続も抜群。