誰かに映画を勧めるのは簡単ではありません。人によって価値観は違い、自分が面白いと思ったからって他人もそう感じるとは限らないからです。社会で大絶賛されている作品でも自分にはハマらなかったなんてアクシデントは往々にして起こり得ます。 ただ、いくら人間が多様性のある生き物だとしても共通点が全くないわけではありません。人類普遍の「あるある」をしっかり押さえた映画を紹介すれば大事故を起こすことはないでしょう。個性を出したいからって変な映画を勧めるのではなく、誰が見ても少しは共感できるであろう作品をチョイスできるのが大人というものです。 では、その「あるある」とは何なのか? この疑問を行動経済学の観点から…