シンゴ100% 僕は素っ裸に蝶ネクタイでステージに立っていた。 そして、股間を銀のお盆で隠していた。 後ろで梶浦さんがドラムを「ダダダダダ」と叩いている。 「ジャーン」とシンバルの音がした瞬間、僕はお盆をひっくり返した。 MCの大ちゃんが会場に向かって「見えましたか!」とマイクを振った。 最前列に座っていたのりりんが「見えんかった!」と答えると拍手が起こり、目が覚めた。 夢だったのだ。 時計は午前3時50分。 今、寝起きの白湯を飲んでいる。 さて、本日は、妻の追悼コンサート「いのちのうた第15章 俺たちは家族だ!」の開演日。音楽を楽しむだけでなく、懐かしい人、初対面の人、会いたかった人たちに会…