プラモデル企画『MS-X』、『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』に登場するモビルスーツ。
一年戦争末期、ジオン公国軍の軍事計画「ペズン計画」に則り小惑星基地ペズンで開発された試作MS。MS-06 ザクIIがベースになっているが、ザクIIとは桁違いの性能を誇ることから、新たにMS-11の型式番号を割り当てられた。MS-11は本来はゲルググの型式番号であったが、開発が難航したため本機へと番号を譲り、ゲルググはMS-14として開発が進められた。
各機体の関節駆動にフィールド・モーター及びマグネット・コーティングを採用し、高い機動力を発揮する。武装は4連装のブルパップガンと専用ヒートホーク。またジェネレーターの強化により、ザクIIでは不可能だったビームライフル、ビームサーベルの装備も可能となっている。
開発段階で終戦を迎え本格的な量産までには至らなかったとされる。一年戦争終結後、本機を接収した地球連邦軍がその高性能に着目し、オーガスタ研究所等に配備された。