V・E・シュワブの『アディ・ラルーの誰も知らない人生』を読みました。 フランスの片田舎で育ったアディ・ラルーという名の少女が望まぬ結婚を強いられた時、自由を求めて祈ってはいけない神に祈った結果、生きるのが嫌になったら魂を引き渡す契約を結び自由を得る。 でもその代償は大きく、両親もそれまでの知り合いも一瞬前に出合った人も、誰も彼女を覚えていないこと。 アディ・ラルーは300年生き抜いて、同じく魂の契約をしたヘンリーと出合うことでようやく彼女を覚えていられる人を見つけた。 ヘンリーが「僕は君を覚えている」とアディ・ラルーに言ったときの彼女の喜びがどーッと響いてきました。 もしも何でも願いが叶うなら…