記憶を巡るギャグ回を通して「失われた主人公の記憶の回収」と「ペコキャル」をやる話。 基本的な流れはギャグ。記憶を弄られ人格崩壊したキャラと声優の演技を楽しむ物となっている。 その一方で問題解決の為にペコキャルが2人きりでクエストに臨み思う存分ペコキャルする。 お花畑ではペコがキャルをおんぶして戯れたり、泉ではキャルがペコの髪の手入れをするのだ! そして主人公くんは記憶の精霊とのバトルを通して過去の正妻ギルドメンバーの記憶を取り戻す。 今回は美食殿メンバーと主人公くんの関係性が明確に「家族」と位置付けられたことも重要。 美食殿でペコキャルばっかりしてるのは、主人公くんとのフラグが立たないことの証…
ランドソル国の治安低下回。王宮騎士団の機能低下と国外勢力のスパイ侵入。 国内の治安を司る騎士団の機能低下は著しく、ついには団長に嫌疑が向けられる。 他方で国外勢力のスパイが侵入しており、国内の情報が垂れ流しにされていた。 そんな中、主人公くんたちは無機物を操作するスライム事件に巻き込まれる。 このスライムが団長の鎧兜を操り人々を襲っていたことが判明しボスバトルへ。 これを倒すことで騎士団は再編成され、スパイには情を湧かせることに成功した。 主人公くんバトルで何もしてねぇ。お得意のバフ能力はどうした!? 統治者を喪ったランドソル国は治安が低下しましたというお話 団長への嫌疑を覆すクリスおばさん …
ラスボスを倒すための周回プレイという構造にラスボス自身が気づき、その構造を破壊しようとする話? アニコネはラスボスが強すぎるため何回周回を重ねても敗北エンドであることが提示されてきました。 強すぎるラスボスを周回して倒すというのはよくあるパターンなので独自性を出すには工夫が必要。 そんなわけでアニコネの場合はラスボスが周回の構造に気付きかけているような演出がなされました。 冒頭ではスペック最強キャラたちで編成しても敗北している主人公くんの図が挿入されました。 内容の方では世界の構成原理を司るキャラが襲われ、さらにはペコ(ユースティアナ)が狙われます。 このことから考えると、ラスボスがループ構造…
『それ散る』&『俺つば』で社会的評価の高い王雀孫先生が手掛けるユニちゃんズ回。 物語全体の位置づけとしては作品世界が虚構で欺瞞であることの伏線となっている。 それでもユニちゃんが抹消されず泳がされているのは真理を暴こうとしないから。 知る事そのものがユニちゃんの行動原理であるため記憶操作に留められたというオチ。 今回セカイが欺瞞だと気づいたペコリーヌがこれからどう動くかの起点となっている。 脚本には王雀孫構文が散りばめられておりユニちゃんの台詞回しを聞いた時には泣いた。 優秀なノベルゲーのシナリオライターがソシャゲに流れてしまうという真実 王雀孫先生のクレジットを無事確認 王雀孫先生による「な…
親からの愛情に飢え束縛から逃れられない少女が自分の居場所に葛藤する話。 キャルは唯一の肉親と称する陛下から必要とされることを何よりも求めていた。 だが美食殿での心の交流により、自分が親に利用されているだけではないかと疑ってしまう。 それ故、親の期待に応えて褒めてもらうことと友人たちとの親愛の間で思い悩むことになる。 自分の中に目標を見いだせないままのキャルは同年代の少女が輝く姿を見て劣等感に苛まれる。 そんなキャルの精神的な救いになるのがやはり美食殿の仲間であり自分を捜しに来てくれる存在。 ぺコ逆ONE事件にも触れられ居場所がない人たちの居場所となるのが美食殿である事が鮮明化した。 美食殿=ア…
主人公たちのギルド「美食殿」の目的が「美味しい物の追究」であることを視聴者に示す話。 美食殿のメンバーたちが仲良くクエストをこなしているのを見ているだけでホッコリする。 魚介類が陸上で空に泳ぐダンジョン?とか見ていて楽しいし、地縛霊の未練解消というお涙頂戴展開もある。 基本的にはコミカル路線でギャグ中心だが1期は王国が簒奪されたままで治安も悪化してるんだよなぁと。 冒頭では王女としてのペコリーヌ(ユースティアナ)が早朝に王城を真剣に見つめる様子も挿入される。 ぺコリーヌの心境のことを考えるとクエストに興じる姿は結構深刻そうだし、王国も滅びそう。 ギルド「美食殿」の活動の様子 もう移動シーンだけ…