『それ散る』&『俺つば』で社会的評価の高い王雀孫先生が手掛けるユニちゃんズ回。 物語全体の位置づけとしては作品世界が虚構で欺瞞であることの伏線となっている。 それでもユニちゃんが抹消されず泳がされているのは真理を暴こうとしないから。 知る事そのものがユニちゃんの行動原理であるため記憶操作に留められたというオチ。 今回セカイが欺瞞だと気づいたペコリーヌがこれからどう動くかの起点となっている。 脚本には王雀孫構文が散りばめられておりユニちゃんの台詞回しを聞いた時には泣いた。 優秀なノベルゲーのシナリオライターがソシャゲに流れてしまうという真実 王雀孫先生のクレジットを無事確認 王雀孫先生による「な…
親からの愛情に飢え束縛から逃れられない少女が自分の居場所に葛藤する話。 キャルは唯一の肉親と称する陛下から必要とされることを何よりも求めていた。 だが美食殿での心の交流により、自分が親に利用されているだけではないかと疑ってしまう。 それ故、親の期待に応えて褒めてもらうことと友人たちとの親愛の間で思い悩むことになる。 自分の中に目標を見いだせないままのキャルは同年代の少女が輝く姿を見て劣等感に苛まれる。 そんなキャルの精神的な救いになるのがやはり美食殿の仲間であり自分を捜しに来てくれる存在。 ぺコ逆ONE事件にも触れられ居場所がない人たちの居場所となるのが美食殿である事が鮮明化した。 美食殿=ア…
主人公たちのギルド「美食殿」の目的が「美味しい物の追究」であることを視聴者に示す話。 美食殿のメンバーたちが仲良くクエストをこなしているのを見ているだけでホッコリする。 魚介類が陸上で空に泳ぐダンジョン?とか見ていて楽しいし、地縛霊の未練解消というお涙頂戴展開もある。 基本的にはコミカル路線でギャグ中心だが1期は王国が簒奪されたままで治安も悪化してるんだよなぁと。 冒頭では王女としてのペコリーヌ(ユースティアナ)が早朝に王城を真剣に見つめる様子も挿入される。 ぺコリーヌの心境のことを考えるとクエストに興じる姿は結構深刻そうだし、王国も滅びそう。 ギルド「美食殿」の活動の様子 もう移動シーンだけ…