沖縄戦のときに、住民が避難したり病院の分室が置かれたガマの中に入り見ることができます。糸満市にあるアブチラガマです。 (糸満市にあるアブチラガマ)アブチラガマは沖縄本島南部の南城市玉城字糸数(なんじょうし・たまぐすく・あざいとかず)にある長さ270mの自然洞窟です。沖縄の言葉で、アブ=深い、チラ=がけ という意味です。 沖縄戦当初は、糸数集落の人たちが避難した壕でしたが、やがて日本軍の陣地壕や倉庫として使用されます。さらに、戦場が南下するにつれて南風原陸軍病院の分室となり、全長270mのガマ内は600人以上の負傷兵で埋め尽くされました。ここでは、ひめゆり部隊も看護助手活動や排便の処理をおこなっ…