スウェーデン北部に住む少数民族サーミ人の少女を主人公にした物語。人種差別をテーマにした映画で、主人公が、スウェーデン人から理不尽で屈辱的な仕打ちを受けるシーンは、観ていて辛くなる。 映画としては、よくわからないシーンが幾つかあって(というのは、自分の無知と理解力の無さに起因するのだが)、ずっと心に残るような傑作だとは思えなかった。主人公の少女が、スウェーデンの大学に通う経緯が、よく分からなかった。ダンスホールで出会ったスウェーデン人の青年と一夜を過ごし、翌朝別れてから、次のシーンでは、もう大学のキャンパスに入っているのだが、いつの間に入学したのだろう。単に大学に忍び込んだだけなのかと思ったが、…