一条真也です。『映画の構造分析』内田樹著(文春文庫)を読みました。「ハリウッド映画で学べる現代思想」というサブタイトルがついています。本書は2003年に単行本が刊行され、2011年に文庫版が刊行されています。著者は、1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。2011年3月、神戸女学院大学大学院文学研究科教授を退職。現在は同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、映画記号論、武道論。2007年『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞を受賞。『日本辺境論』で新書大賞2010を受賞。 本書の帯には、「『エイリアン』に『大脱走』、『ゴーストバスターズ』に『北北西に進…